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2005/03/25

僕の生きる道 橋部敦子著

この本がテレビドラマの原作だとは知らなかった。
第一、社会現象にまでなったらしいこのドラマを一度もみたことがなかった。

テレビのドラマなどほとんど見ない。「世界でひとつだけの花」はこのドラマ
の主題歌だった、というのはこの本をみて初めて知ったのだ。

それはさておき、この本自体は、すばらしい。よくある不治の病でお涙ちょうだい
の安物の内容ではない。
昨秋、本屋で手にとって立ち読みを始めた。あっという間に10ページ読んだ。
迷わずレジに直行した。帰りの電車の中でかなり読み進んだ。
あらすじは改めて書くまでもない。皆さんご存知だと思うので省略する。

余命1年と宣告された中村先生と、結婚することを決意したみどり先生に、二人
が勤める学校の理事長でもあるみどりの父が、癌とわかった後に結婚に反対する。

「―死んでしまうからだよ! どうして、死ぬとわかってる男と、結婚するんだ」

生まれて初めて父に怒鳴られたみどりの言った言葉が印象に残る。

「―死ぬとわかっている男は彼だけじゃない。世の中の男、全員よ」

自分が死ぬのはもっと後だ、と根拠もないのに思い込んでいる。今やらなくても
明日やればいいと先送りする。生きていることへの感謝を忘れ、生きていること
に比べたらどうでもいいような二次的なことで悩んでいる。ちょっとしたことで怒り、
悲しみ、恐れる。自分の命を縮めることに気がついていない。

この本を読むと、生きていることは不思議なことで有り難いことだ、ということを、
思い出させてくれる。

レンタルビデオ店で「僕の生きる道」を借りてきた。
主役の二人を支える脇役がきらりとひかり、本と同様感動した。

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コメント

たっくんさん、こんにちは!
「僕の生きる道」感動ですよね!!
連ドラはほとんど見ないのですが、
これは久々のMy hitでした!
他の投稿も関心深いので、
また読ませてもらいますね!
ではまた!!

投稿: ぱんだ | 2005/04/22 12:11

ぱんださん、こんばんわ。
私もほとんどドラマは見ないのですが、これだけは全部
借りてきて見ました。本当に久しぶりのヒットでした。
いま普通に生きていることがいかに有り難いことかを
再認識することができました。

それではまた!

投稿: たっくん | 2005/04/22 23:31

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