« PC-8001 | トップページ | 村上ファンド、村上世彰氏の素顔 »

2005/05/03

梅原猛の授業 仏教(朝日新聞社)

この本は、梅原猛氏が中学校で行った宗教の授業をまとめたものです。

近代日本の道徳教育を象徴する教育勅語には仏教の思想が全く含まれていないと感じ、新しい道徳教育を考えるには日本人が長い間培ってきた仏教の道徳を復活させなければならないとの思いから授業が実現したのです。

はずかしながら梅原猛氏の本は1冊も読んだことがなかったのですが、最近「新しい哲学を語る」(梅原猛・稲盛和夫著、PHP文庫)を読みました。その中で稲盛氏の「私は、梅原先生が中学校で行われた授業をまとめた『梅原猛の授業 仏教』(朝日新聞社)を、朝、目が覚めて布団から出る前のぬくもりのなかで読み終えました。毎日一時間ほど丁寧に読んでいったのですが、時間の経つのを忘れてしまいました。」のことばを読んで早速読んでみたわけです。

仏教に関する知識はほとんどありません。その意味では中学生向けに行われた授業をまとめたこの本は私にちょうどよかったようです。

死んだあとの世界がないと思っているのが現在ですが、古い時代には霊魂や死んだあとに極楽浄土や天国などへ行くことが信じられていて、いま救われなくても死後の世界で救われるために、念仏を唱えたりするいろいろな宗派が出来ていった。信じない方が幸せなのか信じる方が幸せなのかはそれぞれの人によるのでしょうが、長い歴史をもった宗教、その中でも日本に大きな影響を与えてきた仏教を知ることは無駄ではないと思います。

仏教の中にはいろいろな宗派があるのですが、あらゆる仏さま・菩薩に共通の願(がん)があります。それが四弘誓願(しぐせいがん)です。

1.衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)
地球上の生きとし生けるものの皆が苦しんでいる。その全てを利他の精神で救いたい。数限りのない人々(衆生)を悟りの彼岸に渡そうという誓願。

2.煩悩無数誓願断(ぼんのうむしゅせいがんだん)
いろいろある尽きることのない煩悩を断とうとする誓願。

3.法門無尽誓願学(ほうもんむじんせいがんがく)
学ぶべきことは無数にある。それを全部学んでいきたい。量り知ることのできない仏法の深い教えを学び取ろうという誓願。

4.仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)
無上のこのうえものない仏の悟りをなしとげたいという誓願。

仏教をもう一度勉強してみたいと思います。

blogランキングに登録してみました。

人気blogランキングへ

|

« PC-8001 | トップページ | 村上ファンド、村上世彰氏の素顔 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19872/3814318

この記事へのトラックバック一覧です: 梅原猛の授業 仏教(朝日新聞社):

» 朝日新聞社 [日本の出版社の歴史]
朝日新聞社株式会社朝日新聞社(あさひしんぶんしゃ)は、日本の大手新聞社であり、出版社のひとつ。朝日新聞の他、週刊誌「AERA(アエラ)」や「週刊朝日」などの雑誌や書籍を制作している。社長は、箱島信一(日本新聞協会会長も兼任)。 Wikipediaより引用...... [続きを読む]

受信: 2005/07/03 19:08

« PC-8001 | トップページ | 村上ファンド、村上世彰氏の素顔 »