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2005年8月の5件の投稿

2005/08/28

勝つ人の考え方 負ける人の考え方 林野宏著

62664 林野さんはクレディセゾンの社長です。

クレディセゾンを知らなくても、パリの凱旋門を背景に老人が鉄棒の大車輪でくるくる回るCMや少し古いですが、柔道の決まり手をいくつも紹介するユニークなCMは記憶にあるのではないでしょうか。クレディセゾンは、日本信販やJCBを超えた「永久不滅ポイント」で有名なクレジット会社日本一の会社です。

1982年に林野社長が営業企画部長として異動したときはどうだったかといえば、経営不振の緑屋という割賦販売会社をクレジット会社に変えて再建中でした。苦労していた時期で、当然日本一など考えられもしなかったはずなのですが、林野さんはどうせやるなら業界でトップになってやる、そのためには何をすればよいのかを情熱をもって考え続けてきたのです。

その考えをこの一冊の本にまとめているのですが、林野社長は勝負やツキに大変関心をもっていて、勝つために大切なことは「情熱の持続力」と「頭の使い方」だといっています。

一度林野社長の講演を聞く機会があったのですが、話されていたことがこの本の中にも盛り込まれていました。巻末資料にはスライドにもあった「企業とは何か?」「ビジネスマンとは何か?」のチャートが掲載されており、このチャートを見るためにこの本を購入したといってもいいぐらいです。

林野社長はジャンルを問わず本を読破する乱読家なのだそうですが、印象に残ったコメントがありました。

読書とは、本を買った時点ではその価値はゼロ、読んだ時点で定価どおり、理解して自分のものにした時点で定価の一万倍、実際に活用した時点で一億倍にもなると私は考えます。

私も読書は好きですが、林野社長のいう「定価どおり」にしか活用していなかったのではと反省しています。せめて一万倍を目指して頭を使っていきたいと思います。

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2005/08/14

他力 五木寛之著 講談社文庫

4062730103 青春の門を興奮しながら読んだのを遠い昔のことのように思い出します。最近は「生きるヒント」、「大河の一滴」、「人生の目的」や「運命の足音」など人生論について多くの著作を発表されています。なかなか手にとることがなかったのですが、初めて他力を読みました。

他力と他力本願を辞書で引いてみると

他力
1.他人の助力。
2.自己の力で悟るのでなく、仏や菩薩の力を借りること。仏・菩薩の加護のこと。多くは浄土宗で、衆生(しゅじょう)を極楽へ救済する阿弥陀仏の本願の力。
他力本願
1.弥陀の本願の力に頼って成仏すること。⇔自力本願。
2.他人の力に頼って事をなすこと。他人まかせにすること。
(辞林21 三省堂)

他人の力を借りてことをなすこと、他人まかせと単純に思っていましたが、実は仏教用語で、自分の力だけではなく、神とか仏とかなんと形容したらよいかわからないけれども、この宇宙を作った強大なパワー、中村天風のいう「宇宙霊」のような力がサポートしてくれて初めてことがなせるのだ、というのが他力の本当の意味なのだそうです。

正直ものがバカをみる、ということを引き合いに著者が述べていますが、自分の努力だけではどうしようもない、時の流れのようなものが自分に味方しないと成功しないという現実がありますが、反対に考えれば、不遇のときでも「他力の風」がふいていないようだと考えて、風が吹くまで待つ余裕ができれば、その時点で他力を得ているということもできるといっています。

文庫の帯に「困難な時代を生きる100のヒント」とありますが、一つ一つの話がジーンと心にしみる感じがします。

心に残った言葉

「自分を信じ、自分を愛することから始めるしかないのではないか」
 人間はただ無為に生きるだけでも大変なことなのです。一生に誇るべきことをなしとげた人は、謙虚に感謝すればよい。もしできなくても恥じることはない。生きることそのものが大変なことです。五十年、六十年生きたという人は、もうそれだけでほめてあげていい。どんな人生であっても、それなりに一生懸命、必死でいき続けてきたことに違いないのです。
 いまの自分はみっともないかもしれないけれど、それをそのまま肯定し、受け入れてみてはどうでしょうか。とりあえず、自分を信じ、自分を愛することから始めるしかなさそうです。
(73〜74ページ)

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2005/08/13

中村天風 一日一話 元気と勇気がわいてくる哲人の教え366話

456964497X PHPから中村天風の新刊が出ました。

一日一話で1年間366日分の中村天風の話が、一ページに2つずつ掲載されています。読んでみると、どこかで読んだ記憶のある話ばかりです。それもそのはず、出典一覧をみるとうなずけます。

出典一覧
●中村天風財団(財団法人天風会)発行
「真人生の探求」「研心抄」「錬心抄」「哲人哲語」「安定打座考抄」「天風誦句集」「真理行修誦句集」「天風瞑想録」「箴言注釈」他
●その他の出版社
「成功の実現」「盛大な人生」「心に成功の炎を」「君に成功を贈る」「叡智のひびき」「真理のひびき」「運命を拓く」「天風先生座談」「図説・中村天風」
最近出版された「図説・中村天風」は中村天風の生きた時代をさまざまな切り口から検証したムックで楽しい内容になっています。歴史の勉強にもなりました。

これだけの出典からえりすぐられた話が一日一話形式で読むことができます。その日の話を読むだけではなく、中村天風の読み物として常にそばにおいておきたい内容になっています。値段も1100円(税別)と手ごろです。続編を是非期待したいと思います。

心に残った言葉

ひたすらに 人の世のために活きなんと
            思う命に 光あるかな

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2005/08/09

椅子を買い換えた

今までの椅子は大学に入学したときに机とセットで買ったものだった。

座るたびにぎーぎー音がして家族の評判も悪かった。

あれから四半世紀のときが過ぎ、椅子を買い換えることにした。

しかし、現物をみて座り心地を確かめるような時間もない。

そこでJALのインターネットショッピングで革張りの椅子を注文した。

10日間ぐらいはかかると書いてあったのに、3日ほどで到着した。

それは飲んで遅くなった日だった。椅子は組み立て式だった。

ag44

大きな梱包を解いて道具片手に組み立てにかかる。

飲んだせいか、大粒の汗がしたたり落ちる。

硬いボルトをなんとかまわしながら、一時間ぐらいで完成した。

総革張り、リクライニング、無段階高さ調節機能。

部屋に対して椅子が大きすぎるので最初は違和感があった。

家族も椅子を見てびっくり、しかもこんどは机が古いと言い出す始末。

同じく四半世紀を経た机は鍵も壊れ、椅子と同じ運命をたどりそうです。

また郵便局にいって大型ゴミ収集のシールを買ってこなきゃ。

今までと違って、ブログを書く指も心なしか軽いのは椅子のせい?

ボーナスと相談しながらだけれど、机の買い替えも考える今日この頃です。

みなさんはどんな椅子と机ですか?

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2005/08/04

人生の旋律 神田昌典著

4062124955 神田昌典さんの本を初めて読みました。

経営の成功法則を書いている人だ、と思っていました。

この本は人間としての本当の成功とは、幸せとは何かを熱く語っています。

初めて名前を聞いた、伝説の実業家、近藤藤太。

彼の人生を通して自分がいかに生きるべきかの道しるべにする。

このような波乱の人生を生きた人をよく発掘できた、と思います。

神田さんは、これからの10年は波乱の時代になるといっています。

ちょうど2世代、70年プラスマイナス10年で歴史は繰り返している。

大正のバブル景気の後、日本は第2次世界大戦に突入します。

いままでの価値観が全て変わってしまった、大正から昭和初期の

歴史が繰り返されるかもしれない。

これからの激動の時代を生き抜くには、先人の知恵に学ぶことが必要、

それが近藤藤太なのです。

読み始めるととまりません。

しかし、それは必ずしもトウタに限りません。

神田さんがあとがきで書いているように、

身近に奇跡を語ってくれる人がいるはずです

昔、今は亡くなった祖父から、我が家の江戸時代からの系譜を

聞いたことを思い出しました。

普段の姿からは思いもよらず、いきいきと話してくれたことを思い出します。

お祖父ちゃん、お祖母ちゃんがいる方は是非聞いてみて下さい。

奇跡の物語を。

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