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2005/09/10

私たち塾生に語った熱き想い 松下幸之助翁82の教え

松下幸之助翁の本はだいたい知っていたのですが、この本は知りませんでした。松下幸之助翁は1979年、日本の政治の未来のために私費で松下政経塾を設立しました。1986年の衆議院議員選挙で、1期生の逢沢一郎氏(岡山1区)が初当選。塾設立7年余りで初めての国会議員が誕生しました。1993年には新党ブームに乗って、当時の日本新党から立候補した前原氏をはじめ卒塾生15人が当選したのは記憶に残っています。

その後も「かばん」、「地盤」を持たない卒塾生らが次々と政界に進出、今日現在、衆議院議員28名、参議院議員2名、都県議会議員17名、市町村議会議員14名、知事1名、市・区長5名を輩出しています。松下政経塾出身のブランドは立派なカンバンになったわけです。

今回の衆議院議員選挙でも民主・自民中心に45名の候補者が立候補しています。京都2区のように卒塾生同志が戦うという選挙区もでています。明日の選挙の結果が楽しみです。

著者の小田全宏氏は1983年松下政経塾の第四期生として入塾。直接松下翁から教えを受けた一人で現在は教育実践活動を行っています。

私が知らなかった講話の番号は、

第一章「会社を元気にする三十六講」では
5「一陣の風が吹いてきて、私の頬をサーッとなでた」
7「掃除をきちっとしているか」
14「まずみんなの前で皿回しをやるのですな」
18「一年でも二年でも待つけどね。世間が待ってくれるかどうか、それは、私は知らんで」
20「ほかの企業が行かないなら、松下が出ていく」
22「僕をお湯で煮てくれ」
25「正当以上の卑屈な努力までする必要はない」
31「工場で働いている人たちに申し訳ない」
34「大衆と見えざる契約をしているのである」

第二章「日本を建て直す16講」は政治に関することでほとんど読んだことがないものばかりでした。
第三章「自分を高める30講」では
57「縁が結ばれるのは、人知を超えた天意である」
63「鳴かざればそれもまたよしホトトギス、やな」
81「わからなかったら、これを百万遍唱えなさい」
82「お願いするのは私のほうです」

いままでの本に含まれていない貴重な話を知ることができます。

心に残った言葉

常に志をいただきつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は、成功するまで続けるところにある。

自分の申し出が自分の利益に基づくものか、公の仕事のためなのかということだ。(中略)いかなる結果であっても、それが今の自分にとって最も相応しいものであると考えるべきなのだ。

私どもの工場では、朝早くから夜遅くまで、みんなが汗水たらしてやっているんです。そしてやっとできた製品に、正常な計算でつけたのがこの価格です。それを値切られるのは身を切られるよりも辛いのです。だからどうかこの値段で買ってください。

人生には損得を超越した一面、自分がこれと決めたものには命を賭けてでもそれに邁進するという一面があってもよいのではないだろうか。

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