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2006/02/12

梅原猛「隠された十字架―法隆寺論」

隠された十字架、この題名をみただけでもなんとなく不穏なものを感じます。法隆寺論とありますから、奈良にある、「鐘が鳴るなり法隆寺」で有名な法隆寺になにかあるのかと思ってしまいます。

第一、法隆寺にしろ奈良の仏教にしても何もしらないのですから・・・

読み進んでいくと、私が知らないだけだろうと思うのですが、聖徳太子にまつわる恐ろしい話が展開してきます。法隆寺は子孫を根絶やしにされた、聖徳太子の怨念を鎮めるためのお寺だったというのです。

門の中央を閉ざす柱、千二百年の秘仏・救世観音、そして観音像の頭部に打ち付けられた釘など、著者は証拠を一つ一つあげて検証していきます。そして多分そうなのだろうなと思わされてしまいます。私は訪れたことはないのですが、法隆寺にいくとそういった霊の気配があるのかもしれません。

出雲大社や太宰府天満宮なども同じく死霊を鎮めるためのものだそうです。

先日、京都の東本願寺に立ち寄る機会がありました。御影堂が修復中で阿弥陀堂に移された親鸞聖人の御真影や安置された阿弥陀如来像などをみながら冷たい畳の上に座って目を閉じていると、一瞬何も考えていない時間があったような気がしました。わからない力を感じたような気がしました。一度法隆寺にもいってみたいものだと思っています。

読んだほうがよいとはお勧めしないのですが、不思議な本でした。

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コメント

この本は随分と昔に読んだのですが、
とても興味深い内容でした。
読んでから法隆寺へ行きましたよ。

投稿: cafenoir | 2006/04/16 17:08

cafenoirさん、コメントありがとうございます。
読後の法隆寺の印象はいかがでしたか。時間がある時に、教えていただければ幸いです。

投稿: たっくん | 2006/04/16 18:08

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