« 2006年5月 | トップページ | 2007年3月 »

2006年11月の2件の投稿

2006/11/25

ツキの大原則 西田 文郎著

久しぶりにいい本を読みました。表紙をみると、ちょっとふざけているのかなと思っていましたが、読んでみると期待以上の中身の濃い本でした。

”つく”ためには、まず感謝の気持ちを持つことが最低限必要です。感謝の気持ちがあれば、そこからつながりがでてくるのです。

しかし、感謝する対象が見つからない人も多いかもしれません。そこで著者はこんな例を挙げています。

私には2人の親がいる。2人の親にもそれぞれ2人の親がいる。この4人の祖父母にもそれぞれ2人の親がいる。このようにたどって20代前まで数えると、1,048,576人の先祖がいたことになる。それが30代前になるとだいたい平安時代の末期で、先祖の総計は1,073,741,824人という膨大な数になる。この1,073,741,824人のうち、たった1人でも何かの拍子に早死したり、男女の組み合わせがひとつでも違っていたら、あなたは生まれてこなかった。それぞれの人がそれぞれの人生を懸命に、真剣に、けなげにまっとうしてくれたから「私」がいる。1,073,741,824人の先祖全員に「ありがとう」というべきであろう。

これにはまいりました。そうだよな。自分が今生きていると言うことはとてつもなく幸運なことで、言葉を変えていえば奇跡のようなことなわけです。著者は続けます。

だからあなたが今、ここに、こうして生きていることは、確率として見れば奇跡としかいいようがない。(中略)それほどの難関を突破して、今、ここにたどり着いたのだから、あなたは最高にツイているし、最高の強運の持ち主なのだ。

そうなのです。生きているだけで儲けモノなのです。そして私がそうであるということは、今生きている人、皆がそうであるということなのです。今地球上に生きている人は、みな「奇跡の人」なのです。今、一緒に暮らしている家族、親類、友人、会社の同僚、上司、部下、ビルの掃除のおばさん、道ですれ違った人、などなど。全ての私の前にいる人、それ自体が奇跡なのです。これを考えると、自然に感謝の気持ちがわいてくるではありませんか。

もしかすると健康を害しているかも知れない。苦しいことがあるかもしれない。心配で心配で眠れないかもしれない。でも今生きているのなら、全てに感謝できるではないか。”ツイている”と思えるではないか、ということなのです。

落ち込んでいる人、自分は何かツイていないなと思っているなら、一度読んでみるといいかもしれません。

心に残った言葉

人間が一番信じられないのが自分自身である。自分を信じる一番の方法は、他人を信じることだ。

人や環境に対する感謝の感情は、強い自分をつくる。

自慢してしまえば、弱点は強さになる。

熱意と感動は、ツイている人間を引き寄せる磁石である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/11/11

松下政経塾 塾長問答集 塾生との対話

松下政経塾ができてから4年経った、昭和58年に書かれた本です。松下さんは90歳です。忙しい仕事のあいまをぬって、塾生たちと交わした会話の記録が集められています。まだ、塾出身の国会議員はでていません。何の実績もない中でこれから塾をどうしたらいいのか、ブランドを確立するためにどうしていくのか。塾生との対話の中に、よりよく生きるためのヒントがありました。

1.自己観照のすすめ
  一度自分から出て、外から自分をみてみる。自分で悪いと思ったことは自分でなおす。

2.素志貫徹
  塾の五誓の一つでもあります。決めたら徹してやれ。一本筋を通して。

3.主体性を持つこと

4.衆議をもってことを決めること。何事も独断ではなく、相談すること。

5.和をもって貴しとする

6.人情の機微を知ること
  これが分かれば行く手に障害はない。女性に魅力的と思われるようにならなければいけない。

7.成功するとかしないということではなく、「やらなければならない」ということを信じてやる

8.鳴かぬなら それもなおよし ほととぎす

9.なにごとも素直な気持ちでやる
  話を聞くときは虚心になって聞く
  勉強というものは概して虚心にならないといけない
  いったん自分の志を無にして聞いてみる

10.悟りを得ること

11.人間を知ること

12.知識ではなく知恵をつけること

松下幸之助さんは神様のような人ですから、これを全てやることは難しいとおもいます。自己観照や頭の中を空っぽにして素直な気持ちで人の話を聞くことからできたらよいなと思います。

それでは、また。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年5月 | トップページ | 2007年3月 »