ツキの大原則 西田 文郎著
久しぶりにいい本を読みました。表紙をみると、ちょっとふざけているのかなと思っていましたが、読んでみると期待以上の中身の濃い本でした。
”つく”ためには、まず感謝の気持ちを持つことが最低限必要です。感謝の気持ちがあれば、そこからつながりがでてくるのです。
しかし、感謝する対象が見つからない人も多いかもしれません。そこで著者はこんな例を挙げています。
私には2人の親がいる。2人の親にもそれぞれ2人の親がいる。この4人の祖父母にもそれぞれ2人の親がいる。このようにたどって20代前まで数えると、1,048,576人の先祖がいたことになる。それが30代前になるとだいたい平安時代の末期で、先祖の総計は1,073,741,824人という膨大な数になる。この1,073,741,824人のうち、たった1人でも何かの拍子に早死したり、男女の組み合わせがひとつでも違っていたら、あなたは生まれてこなかった。それぞれの人がそれぞれの人生を懸命に、真剣に、けなげにまっとうしてくれたから「私」がいる。1,073,741,824人の先祖全員に「ありがとう」というべきであろう。
これにはまいりました。そうだよな。自分が今生きていると言うことはとてつもなく幸運なことで、言葉を変えていえば奇跡のようなことなわけです。著者は続けます。
だからあなたが今、ここに、こうして生きていることは、確率として見れば奇跡としかいいようがない。(中略)それほどの難関を突破して、今、ここにたどり着いたのだから、あなたは最高にツイているし、最高の強運の持ち主なのだ。
そうなのです。生きているだけで儲けモノなのです。そして私がそうであるということは、今生きている人、皆がそうであるということなのです。今地球上に生きている人は、みな「奇跡の人」なのです。今、一緒に暮らしている家族、親類、友人、会社の同僚、上司、部下、ビルの掃除のおばさん、道ですれ違った人、などなど。全ての私の前にいる人、それ自体が奇跡なのです。これを考えると、自然に感謝の気持ちがわいてくるではありませんか。
もしかすると健康を害しているかも知れない。苦しいことがあるかもしれない。心配で心配で眠れないかもしれない。でも今生きているのなら、全てに感謝できるではないか。”ツイている”と思えるではないか、ということなのです。
落ち込んでいる人、自分は何かツイていないなと思っているなら、一度読んでみるといいかもしれません。
心に残った言葉
人間が一番信じられないのが自分自身である。自分を信じる一番の方法は、他人を信じることだ。
人や環境に対する感謝の感情は、強い自分をつくる。
自慢してしまえば、弱点は強さになる。
熱意と感動は、ツイている人間を引き寄せる磁石である。
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